株価と金利の関係
金利とは、「公定歩合」や「長期プライムレート」などの総称ですが、
要するに、会社が銀行から資金を借りるときの利息です。
基本的に
「金利上昇⇒株価下落」
「金利下落⇒株価上昇」
となります。
それでは、それぞれ順を追ってみていきましょう。
金利が上昇すると、株価は?
会社・企業サイドは、
①銀行からお金を借りるときの利子が多くなるのでお金を借りにくくなる。
↓
②借りたとしても、銀行に売上の大部分を取られることになってしまうので、
残る利益が少なくなる)
↓
③設備投資など企業活動にブレーキがかかり、将来の業績に悪影響が出る
↓
④業績が低迷すると配当金が減り、株の魅力が減少する
また投資家サイドからすれば、
①銀行などにお金を預けた場合の利息が多くなる
↓
②銀行の定期預金など、株式以外の金融商品の人気が高まる
↓
③わざわざリスクの高い株式投資を避ける人が増え、株の人気が下がる
ということになります。
結果的に、金利があがると株価は下がる
ということになります。
金利が下降すると株価は?
会社・企業サイドは、
①銀行からお金を借りる場合の利子が少なくなる
↓
②事業拡大を狙って銀行からどんどん資金を調達できる
(また、利益を確保しやすくなる)
↓
③十分な資金でもって事業を拡大し、業績が上がる
↓
④配当金が増え、株の魅力が高まる
また投資家サイドとしても、
①銀行などに預けた場合の利息が少なくなる
↓
②預貯金から株式に資産を移す人が増えていく
↓
③株式投資の人気が上昇し、市場が活気づく
となり、結果的に
金利が下がると株価は上がる
ということになります。
ただし、金利だけで株価が決まるわけではありません。
景気などその他のマクロ要因次第では、
この公式があてはまらないケースもあるので注意が必要です。
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